2024.04.16
オランダ人デザイナーであるピート・ブーン。
これまで世界中のインテリア・住宅・デザイン界を席巻し、PIET BOON STUDIOは2023年に40周年を迎えました。これまでピート・ブーンが全てのクライアントのために、機能性・審美性・個性を完璧なバランスで構成し、時代を超越したデザインを作成し続けて来たということに他なりません。ピート・ブーンの輝かしい経歴と共に、その魅力を商品の紹介を交えてご紹介いたします。
ピート・ブーンは、オランダ最大の都市アムステルダムの近郊ザーンストリークでそのキャリアをスタートさせました。ザーンストリークは新しいものを生み出そうとする精神と意欲に溢れ、画家や大工など様々な名工が起業家として活躍した、15世紀のオランダの黄金時代を支えた地域です。
ピート・ブーンも例外ではなく、目覚ましい躍進を遂げていきます。元は建築請負職人だった彼は、自邸の為にスケッチを描き始めたことで、職人からデザイナーへとキャリアを移していきました。人生のパートナーにカリン・マインを迎えた後は、建築デザインだけでなく、インテリアやプロダクトにまで領域を飛躍的に広げていきます。
2000年には自身3軒目となるアイコニックな自邸が完成し、2001年にはニューヨーク5番街でのプロジェクトの成功、オランダの照明ブランド「Moooi」のプロダクトデザイン、そして、自身のブランドPIET BOON(ピートブーン)を世界最大規模の家具見本市ミラノサローネへの出展と、その活躍を加速させていきました。
現在はインテリア界に留まらず、ポルシェやレンジローバーとのコラボレーションから、クルーザーまでもデザインし、それらの評判はPIET BOONの揺るぎない地位を確立させています。
オランダ国家警察のパトカーをオマージュした「ポルシェ911タルガ」
今回、私たちコンフォートQは、その洗練されたデザイン性と、時代の感覚の先をいく厳選された素材やカラー、職人のクラフトワークを感じるアイテムを絶妙にスタイリングするPIET BOONの世界に魅せられ、日本での展開をスタートいたします。
コンフォートQにて展示する製品の一部をご覧ください。
KEKKE(ケッケ)
PIET BOONのアイコンとも言えるケッケチェア。キルティングをあしらった上質なレザー・ファブリックに、落ち着きのある粉体塗装のスチールとのコンビネーション。丈夫でありながらエレガント、モダンでありながらクラシックな安らぎをもたらしてくれます。
OLLE(オレ)
ゆったりとしたプロポーションのダイニングテーブルで、より使いやすいビストロテーブルとしてデザインされています。中央に配置された4本脚だけでなく、天板の形状も特徴です。真円ではないため直感的に気に入ったところに座ることができます。食卓では誰もが等しい存在で、席次を気にすることなく寛いだ時間を過ごせるようにとデザインされました。
ELLA(エラ)
有機的な形状が特徴のエラソファ。全てのアイテムを緩やかに繋ぎ、空間全体に柔らかい印象を与えます。
HERO(ヒーロー)
彫刻的なフォルムに時の経過を感じさせる真鍮のパティーナ(経年変化)が美しいヒーローサイドテーブル。あらゆる居住空間にアクセントを加えてくれるでしょう。
コンフォートQ 十三ショップでは、記事ではご紹介できていないアイテムも多く展示販売しております。お越しいただいた際は、実際に商品に触れ、PIET BOONの世界観をぜひご体感ください。
